センター長の挨拶

“日本の医学教育の向上と、開発途上国への
    医学教育の国際協力が当センターの使命です”

センター長 山本 一彦

 IRCMEは、東京大学の全学センター組織の一つとして2000年に発足致しました。初代の加我君孝センター長の退任に伴い、2007年度より私がセンター長を務めさせて頂いております。

当センターの活動

 本センターは、東京大学医学部さらに我が国全体の医学教育の向上と、主として発展途上国への医学教育のシステム導入の国際協力という2つのミッションを担うべく、学内外の多くの組織、教員、研究員、事務員の方々とネットワークを形成しながら活動を続けております。

医学教育現場の問題点

 現在の我が国の医学教育は、大多数の優れた臨床医育成に向けた教育を展開する必要性はもちろんですが、生命科学の急速な発展とそれを受けた臨床への架け橋研究の推進などを受け、研究に従事する医学部卒業生を育てる必要性にも直面しております。そして、それぞれの医学部、医科大学の建学の理念により、これら2つに対する重みづけが異なっているのは当然です。すなわち、先行している欧米の医学教育を単に導入するだけではなく、我が国、そしてそれぞれの医学部に適したシステムに作り上げていくことが必要でありますが、これはそれほど簡単ではありません。一方、主として一般の臨床医が少ない発展途上国に対して、如何に効率よく優れた臨床医を教育するシステムを導入するかの国際協力も当センターの重要なミッションです。

皆様へ

 センターの限られた人的資源で今後とも有意義な活動を展開するためには、今まで以上に学内外の方々との連携が必要となります。当センターの活動に暖かいご理解をいただければ幸いです。また、将来の医学教育を担う人材の育成も重要です。医学教育が若い医師進むべき一つの進路として魅力的なものなるよう益々努力しなければならないと考えております。興味をもつ若い方の更なる参加を期待致します。