活動理念


日本の医学教育が世界の水準を超え伝統と文化に培われた個性豊かなものになるように…開発途上国で持続可能な医療を実現できるように…”

 2000年4月1日の設立以来、IRCMEは学内外に広く開かれた学内共同教育研究施設として、医学教育のさらなる充実とより質の高い国際医療協力を目指し、日々邁進しています。

日本の医学教育の発展のために

 生命科学の進歩と人間性の回復を基調として、わが国の医学教育は、細胞・蛋白・遺伝子といった生物学的知識の獲得に加え、全人的かつ統合的な視点と課題発見・問題解決型の取り組みを重視するよう変革されてきています。
 われわれはこの大きな改革のうねりの中で、日本の医学教育が世界的水準を越え、また、わが国の伝統と文化に培われた個性豊かな医学教育になるべく、そのあり方と方法について学際的な研究を行い、その成果を発信していくことを目指しています。

世界の医学教育の発展のために

 医学・医療分野における国際協力は、わが国の行う人道的な国際貢献として最も優先順位の高い分野の一つです。開発途上国や紛争地域において、住民の健康を守り、向上させるという目標の達成するためには、単なる医療の肩代わりによる協力よりも、現在そして将来にわたりその地において中心的な役割を果たす医療スタッフの養成がむしろ重要と考えられます。われわれが行おうとしている医学教育による国際協力は「ひとを育てる」という点で、長期的に見て、より持続的で大きな成果を挙げることに繋がります。教育の場や教材の提供のみならず、教育目標の設定とそれを達成する方法の開発を援助の中心に掲げ、国際協力に尽力しています。
 また、海外の医学教育者を客員教授として招聘し、連続講演や共同研究などを通じて海外で行われている医学教育の種々の試みに関する新しい情報を入手し、国内の医療関係者に提供するわれわれの活動は、わが国における医学教育の質の向上と国際的視野を有する教育者の養成に大きく貢献することになるでしょう。